難波真理
教育福祉学類1期生
社会福祉協議会
今、社会福祉協議会で働いています。民生委員の方と関わったり、福祉教育や地域福祉型研修センターというものの立ち上げに携わったりしています。
実は卒業してから2年間、県立高校の事務室で働いていました。教育福祉を大学で学び、地域にはたくさん出ることができましたが、教育現場はただ教科書や授業で学ぶだけで実態が見えてこない、、もっと教育現場を知りたいという気持ちから高校の事務室で働くことを選びました。
地域の現場に戻った今、教育×地域を実現させようと頑張っています。
―教育福祉学類への入学を決めたきっかけは?
ずっと小学校の先生になろうと思っていましたが、高校3年生の受験の時に、日々ニュースでみる不登校や児童虐待、地域の希薄化など学校や子どもを取り巻く環境のことに目が向くようになりました。そこでたまたま発見した大阪府立大学の教育福祉学類。スクールソーシャルワーカーといった職業を知り、教師という立場でなく違う立場から教育に携わってみたいと思うようになりました。
―学生の頃の難波さんは?
ひたすら地域に出向いて、地域のイベントに参加していました。時にはサンタの格好や着ぐるみ着て、地域の方々とたくさん交流する機会を得ました。誰かの喜んでくれる顔をみたり、何より自分自身が楽しいと思える瞬間がとても好きでした。
また4回生の終わり頃に「教育福祉シンポジウム」というものに取り組みました。自分の4年間の学びを発信して、教福メンバーで一つのものを生みあげ成し遂げたのが今でもとても自信につながっています。
―卒業論文はどんなテーマ?
『地域社会の子育て力・教育力の循環と活性化について』
実際に地域の子育て支援の場に出向いて研究を進めました。子育て支援を行なってる人からお話を聞いたのですか、そこで印象に残ったのがその方々が「私たちは支援しているつもりはない。ただ一緒に考えてるだけ。」とおっしゃっていたことです。今の私の仕事の向き合い方の原点となっています。
―これからしたいことは?
地域にもっともっと根ざした人になりたいです。こんなことしてみたいな、あったらいいのになを誰かとともに考え、生み出していける人になりたいです。
また自分もお母さんになって、「地域で子育て」の体現者になりたいなあと密かに思っています。
―最後に、難波さんにとって教育福祉学類とは?
自分を出せる場所。また、「やってみたい!」「こんなことできたらいいなあ。」を仲間とともに考え、実現することのできる場所。
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